難易度が高い国家資格をランキング形式でご紹介!合格率や目安勉強時間なども詳しく解説!
資格取得を考えているけど、どんな資格を取ればいいのかわからない。
国家資格の難易度を知りたい。
そんな人はこの記事を読んで、国家資格の難易度を知ることができます。
国家資格の難易度が高い資格ランキング10選!
今回ご紹介する資格はこちら!
- 司法書士
- 弁理士
- 公認会計士
- 気象予報士
- 電験三種
- 通関士
- 社会保険労務士
- 弁護士
- 税理士
- 医師
国家資格の難易度は合格率だけではありません
国家資格とは、国の法律に沿って能力、知能が認定されていて、その職業に従事することを証明することができる資格のことです。
国家資格は一般的には難しいものがおいですが、多くの国民が取得している「普通自動車免許」も国家資格になります。
そんな国家資格の難易度はどのように決めることができるのでしょうか?
合格率が低い資格は難易度が高いという可能性もあります。
ただ医師免許の合格率は、9割を超えているのが現状です。
この理由として考えられることは、6年間すでに医学について勉強をしている人たちのみが医師免許を受験するので、当然合格率は高くなるという所だと考えられるでしょう。
そこで本記事では、合格率と偏差値などの要因も含めて、難易度が高いとされる国家資格を詳しくご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ここに乗ってない英語の資格に興味がある方は、「英語の資格を取ると有利になる!?絶対に取るべき英語資格と勉強方法を詳しく紹介!」を読んで参考にしてみてください。
司法書士
司法書士とは、裁判所・法務局・検察庁などに提出する書類を作成するのが主な仕事内容です。
また、登記の依頼をされることや、審査請求の依頼代理を行う場合もあり、依頼された手続きをスムーズに行うことが求められます。
司法書士の一番の特徴として、自分の力さえあれば開業・独立が容易いということです。
また、自身の力次第で仕事の回転率が決まるので、やる気アップにもつながるでしょう。
受験資格は誰にでもありますが、幅広い問題なので、合格率が3〜5%ほどとなっています。
平均勉強時間も3000時間と週6日1日6時間以上勉強をした場合でも、1年8か月以上の時間を必要とする計算になります。
そして、行政書士の平均偏差値は72なので、とても頭がいい人でないと合格が難しい資格だということがわかるでしょう。
弁理士
弁理士とは、知的財産に関するスペシャリストです。
弁理士は、知的財産権を適正に保護し、利用の促進、知的財産の制度の適正な運用のために業務を代行するというのが主な仕事内容になります。
常に情報収集を怠らず、最新技術の内容理解や法律を熟知できる方で、好奇心があり細かい作業が得意な方におすすめの職業です。
試験方法が特殊で、短答式試験・論文式試験・口述試験の3つがあります。
最初の、短答式試験に合格しないと論文式試験は受けられず、そのあとの論文式試験の全ての問題に合格しないと一番最後の口述式試験は受けられません。
この試験方法から、とても難易度が高く一つ目の短答式試験の合格率が一番低いことで知られています。
平均勉強時間も3000時間と週6日1日6時間以上勉強をした場合でも、約1年8か月以上勉強をし続ける必要があるという計算になります。
偏差値も、74と非常に高く合格率も7〜8%とこちらも難関です。
公認会計士
公認会計士とは、会計全般の専門家で、会計監査を行うことができる職業です。
コンサルティング業務を行う公認会計士もいます。
コンサルティング業務とは、経営に関するアドバイスを行ったり、助言をすることです。
数字に強く正確できっちりしたことが好きな人、根気よく最後まで物事をやり遂げることができる人に向いている職業になります。
試験は、短答式試験と論文試験で、二つに合格しなければなりません。
そのため、合格率が10%と低く、偏差値も75と非常に高く難関だということが見て取れます。
公認会計士の平均勉強時間は3000時間で、週6日1日6時間以上勉強をした場合でも、約1年8か月以上勉強をし続ける必要があるという計算になります。
1年ほどで勉強を終える人が多いので、1年で資格を取得する場合はこのくらいの勉強量が必要になってきます。
公認会計士試験合格後、2. 3年業務補助か実務補習をする必要があり、それを終えたらようやく公認会計士の登録が可能なため、これも難易度を上げている要因の1つだと考えられるでしょう。
気象予報士
気象予報士は気象業務法に定められており、防災と密接な関係があるので、国民に混乱や不安を与えずご情報で惑わさない為にも、気象予報士のみが気象予報を出すことができるというものです。
気象予報士の主な仕事は、名前の通り気象の予報になります。
試験でも、気象予報業務に関する基礎知識、予報業務に関する専門知識が求められ、多肢選択式での回答です。
観察力・注意力に優れている人、数字・図表に強く論理的思考で考えることができる人に向いています。
非常に専門的な知識が求められるため、合格率は5%前後、偏差値67となりとても難関なことが分かるでしょう。
気象予報士になるには、最低でも2年以上の勉強時間が必要です。
もし、完全に独学で1から自分で気象予報士になるにはもっと多くの勉強時間の確保が必要になってきます。
電験三種
正式名称は電気主任技術者試験と呼ばれ、第三種、第二種、第一種の3種類がある国家資格です。
電気施設の保安監督が主な仕事となります。
変電所、発電所、工事現場、ビルにある電気設備の保守と監督の責任があり、電気のある場所で働くことが多いです。
あまり聞かない資格ですが、1年に約6万人が受験しています。
そんな少ない受験者数で合格率は何と10%前後ですが、偏差値は58と高くはありませんが、合格率が非常に低いのが特徴です。
電験三種取得に向けて必要とされる勉強時間は、約1000時間とされています。
1日3時間程度の勉強で10か月ほど勉強を続けることになるため、毎日の積み重ねが大事だということが分かるでしょう。
そんな電験三種は大型電気施設での活躍が期待できるので、大手企業に重宝されます。
通関士
通関士とは、荷物などが税関を通るために必要な業務を代行する職業です。
具体的な仕事内容は通関書類の作成・通関手続きを行い、その申請が許可されなかった場合に不服申し立てを行うのが主な仕事内容になります。
依頼主に代わって代理で業務を行い、取引がスムーズに運ぶようにしなければなりません。
書類の登録だけでなく、その取引の品物が法的に取引可能なものなのかをチェックするのも重要な仕事内容となります。
一般的に通関士は、貿易会社か運送業・物流業に携わるでしょう。
責任感と集中力があり、海外の情勢や国際間の取引に興味関心がある人に向いている職業です。
試験はマークシート式で、通関業法と関税法、海外貿易法など流通において必要な専門知識が問われます。
合格率は10から15%と低いですが、偏差値は57とそこまで高くはありません。
通関士になるために必要とされる勉強時間は、約400〜500時間です。
貿易に関しては唯一の国家資格のため、貿易が盛んな業界では重宝されることでしょう。
社会保険労務士
社会保険労務士とは、1つの企業の中で、採用〜退職に関する労働と社会保険の問題、年金の相談に応じることが主な仕事内容になります。
また、行政機関に提出する書類や申請書類の制作も業務の一部です。
社会保険労務士の試験は10科目あり、労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険の保険料徴収等に関する法律、労務管理と労働に関する一般常識、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、社会保険に関する一般常識ととても幅が広いのが特徴になります。
合格率は6%前後と非常に低く、偏差値は64と難しい試験だということが見てわかるでしょう。
このことから、広い試験範囲という点で合格率が下がっていると考えられます。
社会保険労務士は雇用・労働などの会社に関する問題に興味があり、数字に強く細かい計算が苦手ではない人に向いている職業です。
社会保険労務士の平均勉強時間は約2000時間で、1日3時間の勉強をつづけた場合1年10か月程勉強を継続する必要があるということになります。
社会保険労務士は民間企業の人事部か総務部、社会保険労務事務所に就職する人が多いため、どの企業でも就職は可能です。
弁護士
弁護士とは、法科大学院を卒業している者か、予備試験に合格し、その後の司法試験に合格した者のことを言います。
弁護士の主な仕事内容は、民事、あるいは刑事における法律相談・法律事務・法務などを行うことです。
依頼主の弁護を行い、依頼主にとってベストな道を開くことが求められます。
弁護士は、客観的で感情的にならす、冷静沈着な性格と、広い視野をもち柔軟な対応ができ責任感がある人に向いている職業です。
スタートラインである受験資格の壁が非常に高く、試験自体も非常に難しいため、毎年受験者数3000人前後・合格率45%の1500人程度という狭き門で、偏差値も75と努力を重ねた人のみが合格できることが分かります。
司法試験に合格した後に、法曹三者になることができる「資格」が与えられるのです。
弁護士の平均勉強時間は8000時間とされており、今までのどの資格よりも多い勉強時間となっています。
8000時間とはおよそ、5年の時間を費やすことになるでしょう。
多くの人が法科大学院(ロースクール)を卒業してから受験をするため、5年は妥当だと言えます。
税理士
税理士は税金のスペシャリストで、企業のみならず、個人の税金に関するコンサルティングを行うのが主な仕事内容です。
年末調整に向けて年中、税務代行、税務書類の作成、税務相談を行い、依頼者の業務太鼓を遂行します。
税理士に向いている人は、数字に強く税に関して関心がある人に向いているでしょう。
税理士試験を受験するためには、学識、資格、職歴、認定のいずれか1つの受験資格を満たす必要があります。
試験内容も少し変わっており、11科目あるうちの5つを選択して合格することができるという所です。
ただ、1科目15%の合格率の為、5つ合格するのがとても難しいことが分かります。
税理士は、企業に就職っする場合と、税理士事務所に所属して個人事業主・中小企業 に対して税の処理を行うという2択です。
一般的に必要とされる勉強時間は4000時間とされており、この4000時間とは5科目全てに合格できるトータルの勉強時間になります。
働き口はたくさんあるので、狭き門を通過できた暁には安泰でしょう。
医師
医師とは、医療行為が法律で認められている唯一の国家資格になります。
大学で6年学んだ後に試験を受けて合格した者のみが医師になれるのです。
6年のうちに病院での研修や日々の努力が必要なため、辛抱強く体力がある人に医師は向いているでしょう。
偏差値は75と非常に高く、時間と学費がかかりますが、6年間弁校をつづけるので、試験の合格率は90%を超えます。
試験方法が特殊で、マークシート方式ではありますが2日間かけて行われるのが特徴です。
一般的に、6年生の医学部に入った場合に必要とされる勉強時間は、授業を除いて5000時間とされていて、1日5時間勉強をするという計算になります。
目指す科によって勉強時間は変わってきますが、恐ろしいほどの勉強量ですね。
それほど、覚えることが多く重要な職業だということが分かります。
お医者さんは医者免許を首都臆した後も日々の勉強が欠かせないため、常に努力を重ねる必要がありそうです。
医者のサポートをする看護師資格に興味がある方は、「看護師がキャリアアップできる資格をご紹介!仕事内容と職場についても詳しく解説します!!」で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ:難易度の高い国家資格を取得し、あなたの理想のキャリアを手に入れましょう!
以上が難易度の高い国家資格になります。
とても難しいですが、どの職業も憧れがあり年収がいいので取りたいと考える人も多いのではないでしょうか。
国家資格を取得して、より良いキャリアを手に入れましょう!
難易度ではなくすぐに実用できる資格をお探しの方は、「就職・仕事・人生で役に立つおすすめ資格10選」で解説していますので参考にしてみてください。